バイキングスの時間だ!!

ミネソタ・バイキングスを応援していく記録のブログ。オフシーズン中は過去試合のレビューをしています。

"HISTORY OF THE MINNESOTA VIKINGS"を観る(その3)


kavanaka.hatenablog.com

 

"HISTORY OF THE MINNESOTA VIKINGS"ディスク1レビュー、その3です。バイキングス近代史を振り返っていきましょう。
 
さあ超大型WRランディ・モスが覚醒したVIKES、99年ドラフト全体11位で指名したのがダンテ・カルペッパー(QB,1977-)。
モバイル型で強肩、クリス・カーター、ランディ・モスと組んでTDを量産していきます。
 
2001年8月、キャンプトレーニング中にプロボウラーでもあるコリー・ストリンガー(OT,1974-2001)が熱中症で死亡。
ストリンガーの77番は永久欠番となり、NFL全体の熱中症対策のプログラムも大きく前進させることとなりました。
2001年は最終的に5勝11敗となり、デニス・グリーンはHCの座を追われることになります。グリーンはその後、2004年から3シーズンARIのHCを務め、2016年死去、2018年にバイキングスのリング・オブ・オナー入り。
時代が大きく動いた時代に数々のタレントを見出し、育て上げた伯楽だったと言えましょう。
 
代わって2001シーズンのラストから指揮を取るのはマイク・タイス(1959-)。なんか映像を見る限り、神経質でキレやすそうな人だなーって感じ。
ちなみに2002年から今の4チームでNFC北地区ということになっています。
カルペッパーとモスはコンビで大活躍しますが、タイスHC在任中はすべて地区2位。モスがロングパスを取ってタックルされながらバックパスでTDにつなげた名プレイも2003年に生まれてますね。
 
カルペッパーがプレイオフに出たのは2000年と2004年だけ。ついにスーパーボウルには手がかかりませんでした。行けるとしたら、2000年にNFC北地区がチャンピオンシップでジャイアンに敗れたときだったでしょうか。クリス・カーターとランディ・モスという二大WRを抱えていた時期……。
カルペッパーがミネソタから姿を消したのと時を同じくして、タイスHC時代も終わりを告げます。
 
2005年にチームは現オーナーのジグムント・ウィルフ氏(1950-)に売却され、ウィルフ氏は新HCブラッド・チルドレス(1956-)を指名。
OL陣容としてはシーホークスからティーブ・ハッチンソン(G,1977-)を獲得、ブライアント・マッキニー(T,1979-)と強力な攻撃の起点となりました。
 
そしてついに2007年。ドラフト全体7位、不世出のRB、エイドリアン・ピーターソン(1985-)を獲得。
ADについては何をか語らん、という感じですが、まあ、偉大です。もちろんこのDVDにもインタビューが収録されています。
 
ピーターソン「いつもボールに触れるときは、エンドゾーンに入ることしか考えていない。負けるのが嫌いだからね」
 
この頃のディフェンスの華は2013年ドラフト全体12位獲得のケビン・ウィリアムズ(DT,1980-)とチーフスから来たジャレッド・アレン(DE,1982-)。いずれもサックを連発し、ファンから愛された選手でした。
2008WEEK13のベアーズ戦、自陣ラスト1ヤード。1st&Goalから4連続で止め、その次のプレイで99ヤードTDを決めた映像が収録されています。なんちゅう気持ちいいプレイじゃ。イッちゃう。
 
2009年、バイキングスはブレット・ファーブ(QB,1969-)と契約。ともあれ、2009年に地区トップを獲ったのはえらいことです。でもカンファレンスがOTまでもつれてセインツに敗退。ほんとPSのNO戦は因縁ですね……。
 
というわけで、2010年に出たDVDなので歴史はここまで。
DISK1は全編にわたってバイキングスの歴史を追っていくものでした。数々の名選手が時代を彩ってきました。
いよいよ、スーパーボウル取るまでは死ねないという思いが強くなりますね。
 
DISK2では69年や98年のアメリカズ・ゲームが収録されているのでまだまだ観ていきますよ〜